残暑厳しかった9月はじめでしたが、あれよあれよと言う間に月末になってしまいました。
だいぶ秋らしくなって参りました。
秋の恒例行事、北九州国際音楽祭はプロの演奏家の有料コンサートにさきがけ、市民コンサートが開催されます。
今年は、ワタクシ指導のコーラス、チームAの皆さんが、響ホールで開催される”マラソンコンサート”のステージに立つ事になり、今日リハーサルをしました。
初めてこのステージに立つ方がほとんどなので、会場の雰囲気を知ること、広いステージでの自分の立ち位置を決めること、自分の声の響きを確認すること・・・
などなど、明日の本番に向けて入念にチェック。
実力以上の歌唱は出来ないので、今日はゆっくり休むこと。
明日は、会場到着までの間、とんぴんついて騒がないこと。
などなどエラソーに注意を促し解散しました。
その後、小倉で開催中の絵画展に直行するつもりでしたが、ottoも行くと言うので、一旦自宅に戻り昼食を摂って再度外出。
出かけて行ったのは、
リバーウォーク北九州5階にある北九州市立美術館分館で開催中のこの展覧会。
原安三郎コレクション ビビッド広重
日本化薬株式会社元会長 原安三郎氏の浮世絵コレクションの中から、歌川広重の傑作を中心に、北斎の神奈川沖浪裏 などを鑑賞。
特に、広重の作品は「初摺」の中でも特に早い時期のもので、保存状態が優れていて退色のない鮮やかな色彩を残している作品ばかり。
長く生きてきて、数々の美術展に足を運びましたが、浮世絵を見るのは初めてかもしれません。
パリ郊外イルド・フランスのジヴェルニーにある、印象派の画家モネが晩年を過ごした「モネの家」内に、浮世絵が無造作に壁にかけてあったのですが、じっくり見ることはしませんでした。あまり興味がなかったのです。
けれども今年の春、この番組を見て、浮世絵や版画の奥深さを知り、じっくり見て見たいと思っていたのでした。
今まで、自分の興味はある展示物は、解説も読んでいましたが、興味ないものはざっと見るだけでした。
が、今回は1枚1枚時間をかけて解説を読みながらの鑑賞。
全部見て回るのに1時間半以上かかりました。
思った以上に素晴らしい作品のオンパレード。
筆で描くだけでも素晴らしいのに、彫師や摺師の仕事っぷりにも感動。
普段、図録や絵葉書など見向きもしないottoですが、私同様に感動したらしく、ショップで浮世絵グッズを手に取って見ていました。
見るだけで買いませんでしたが。へへへ・・・
約250ほどの作品は、前期と後期に分かれて展示されます。
前期チケットの半券を提示すれば、後期チケットは900円とのこと。
次もまた行こうと思っています。
浮世絵ってこんなに色鮮やかで美しいものだったんだぁ!と認識を新たにしました。
前期は10月9日まで。
後期は10月11日~29日まで。
お勧めの美術展ですよ。
皆様もご覧あれ。